2011-06-29

6月例会がありました

27日月曜日に支部の6月例会「ささえるには愛と技が要ります」がムーブ町屋にて開催されました。
タイトルだけ読むと「!?」となってしまうかもしれません。
今回の報告者は当支部会員にして幹事の山中麻衣子氏。開業二年目にして、若干3◎歳の若手社会保険労務士さん。資格取得のきっかけから、合格後に知り合ってインターン(実務体験)として入所した社労士事務所での経験、さらに社労士の「合同事務所」での開業と、彼女の半生をけっこう赤裸々(?)に語っていただきました。
その中で気づいたことのお話が印象的でした。資格を取得しても、それは知識が増えたこと。実務を通し、解釈の多様性、「正しいか、正しくないか」より「効果があるか、ないか」という判断が重要。その考え方の変化は、まさに普通のOLから実務家としての社会保険労務士へと成長した証なのでしょう。
後半は、現在関与している労務トラブルのお話。“ここだけ”の話だったので詳しくはご紹介できませんが、就業規則をはじめとする会社のルールの整備とそれをきちんと実行する(=守れることを約束する)ことの重要性は参加者の皆様にもお分かりいただけたかと思います。
報告の後は質疑応答。労働組合から、労働基準監督署の監査まで、小さな企業が直面している労務に関する発言をいただきました。

今回は経営者として功成り名を遂げた人のお話ではなく、開業してまだ間がなく日々発見と成長をしている人の経験談としての例会でした。
で、二次会ですが…。例会参加者のほぼ全員が参加という、近年まれにみる盛り上がりを見せたことを言い添えておきます。

あとになって思いましたが、質疑応答の際、参加者と報告者という双方向だけでなく参加者の皆さんを巻き込んだような全体討論(サンデル教授のイメージ)をしてもよかったかな? 今後の課題として、幹事会で議論できればと思います。

山中さん、お疲れ様でした。

2 件のコメント:

  1. 的を得た、解りやすい報告有難うございました。
    さすが、社会保険労務士の先輩であり、荒川支部の前支部長ですね。

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  2. 商用で遅刻してしまい、OL時代の赤裸々な経験の数々を聞き逃してしまい残念でなりません。
    トラブル対処の事例はもちろん参考になるのですが、経営者のマインドとして、立志の部分こそ一番力をもらえる部分なので。

    労務や勤労って側面は事業を支える側面でありながら、経営者からはなかなか光が当たりません。荒川支部は社労士さんや会計士さんも多いし、そのうちにトラブル事例をグループで対処するシミュレーションなどの勉強会をしてもいいですね。

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